2017年2月報告
2月は新しいセメスターがはじまった。私はキャナダイン&コリー両教授の「ブリテン史とグローバル・ヒストリー」というセミナーに参加し、君主政の歴史に関するキャナダイン教授の学部の授業を聴講した(プリセプト――授業の前に少人数で行われるセミナーのようなもの――には参加していない)...
2017年1月報告
今月は、現地時間1月9日より31日まで史料収集のためロンドンに滞在した。史料収集先は大英図書館であった。 大英図書館では、まずウォーレン・ヘイスティングズ文書を参照した。これは、1770年代に東インド会社初のGovernor-Generalとなり、かつ帰国後にインドにおける...
2016年12月報告
12月は、自分の研究を進めることにほぼ専念した。先月の報告書に記したように、12月の上旬にキャナダイン教授に論文のサマリーを提出する必要があったため、それまでは先行研究の渉猟、入手しうる1次史料の読解によって、執筆中の論文の何が新しいのか、本当に新しいと言えるだけの論拠を提...
2016年11月報告
先月はジェレミー・エーデルマン教授のセミナーについて述べたので、今月はフィリップ・ペティット教授のセミナーについて述べたい。彼のセミナーは、毎週100頁前後、テーマが設定されそれに関連した論文が課題とされた。例えば、規範とは何か、規範の導出根拠はいかなるものか、国家をどのよ...
2016年10月報告
今月したことは、大別して2つに分けられる。1つはセミナーに出席することであり、もう1つは論文のプロポーザルを書くことである。 前者についてまず述べる。派遣者は2つのセミナーに参加している。それぞれ、ジェレミー・エーデルマン教授とフィリップ・ペティット教授のそれである。前者は...
2016年9月報告
9月の前半はsettled inするための時期であった。まず、次年度以降の派遣者のために、幾つかの事務手続き事項を記すことにする。日本にいる際の手続きについて前年度派遣者の江本氏が記されていることは、改めて書かない。 アメリカでしたことはまず住居探しである。VSRCは大学院...